ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリアス・アザルがメジャーデビューAL『スクリャービン&スカルラッティ:ピアノ作品集』発売決定

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ドイツ出身の若手ピアニスト、ユリアス・アザルのメジャー・デビュー・アルバム『スクリャービン&スカルラッティ:ピアノ作品集』が5月3日にリリースされることが決定した。

巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラーから「ユリアス・アザルのピアノ演奏には驚かされた。彼はどのようにあの独特の響きを見つけたのだろうか。楽器が彼に秘密を教えているようだった」と称賛を受けるピアニスト、ユリアス・アザル。

アザルは、1997年、ドイツ・フランクフルト近郊のタウヌス山脈に住む音楽一家の長男として生まれ、幼い頃からピアノと即興演奏を独学で学ぶ。後にフランクフルト音楽・舞台芸術大学、ハンス・アイスラー音楽大学、クロンベルク・アカデミーの「サー・アンドラーシュ・シフの若手ピアニスト向け演奏プログラム」で学び、その才能は2023年には世界最古のクラシック・レーベル、ドイツ・グラモフォン(DG)との専属契約を結ぶ。現在、オックスフォード・ピアノフェスティバル、ラインガウ音楽祭などヨーロッパ名門の音楽祭や、ウィーン楽友協会、東京のサントリーホールなど一流コンサートホールに招かれ、世界が注目の若手ピアニストとして活躍している。

DGデビュー・アルバムとなる今作『スクリャービン&スカルラッティ:ピアノ作品集』では、神秘主義思想を表現するロシアの作曲家、アレクサンドル・スクリャービンと、555曲の鍵盤ソナタで知られるイタリアの作曲家、ドメニコ・スカルラッティのソナタ作品を中心に選曲。また、スクリャービン作曲ソナタ第1番の終楽章(葬送行進曲)の「Quasi niente」部分をアルバムの始まりと終わりに位置し、プロローグとしてはスカルラッティのK.466へと溶け込み、エピローグとしてアルバムの輪を完成させている。さらに、曲間をつなぐ間奏曲として、自作の「TRANSITION I」と「TRANSITION II」も収録している。

独特なプログラム作りの才能を魅せるアザルは、今作について「アルバム全体が思いもよらない方向に展開し、少しずつリスナーの心を掴んでいくような、深い心理体験を創造することを目指しました。プログラムを『Quasi Niente』で挟むことによって、ソナタが再登場したときの既視感を感じていただけるのではないかと思います」とコメント。

アルバムには2台のスタインウェイ・グランドピアノを使用しながら、先行シングル用にアップライト・ピアノでも録音。プロローグが本日3月1日より配信されている。

■商品情報

ユリアス・アザル『スクリャービン&スカルラッティ:ピアノ作品集』
2024年5月3日(金)リリース
MQA-CD×UHQCD UCCG-45095 定価¥3,080

試聴・予約はこちら→https://JuliusAsal.lnk.to/ScriabinPR

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