“食用油使い飛行機が飛ぶ” SAFの地産地消目指し 千葉市内でセミナー

“食用油使い飛行機が飛ぶ” SAFの地産地消目指し 千葉市内でセミナー

 食用油などを利用した持続可能な航空燃料=SAFの地産地消を目指そうと、千葉市内で3月1日、SAFの事業に詳しい県内外の企業などによるセミナーが開かれました。

 セミナーは成田空港を活用した県内経済の活性化を目指す「成田空港活用協議会」によって開かれ、協議会の会員らが参加し、持続可能な航空燃料=SAFに詳しい県内外の企業の代表者らが登壇しました。

 SAFとは廃棄された食用油等を再利用した航空燃料のことで、大量の燃料が必要な航空機の二酸化炭素の排出量を大幅に減らすことが期待され、成田空港でも導入が促進されています。

 1日のセミナーではSAFの地産地消の可能性について話し合われ、成田空港周辺で採れる野菜の廃棄部位などを原料にSAFを作ると言った意見や、県内でSAFを製造する場合の課題として、生産にかかるコストが割高なことなどが洗い出されました。

 その後は、SAFの製造事業に参画する企業の代表者らによるパネルディスカッションが行われ、参加した会員らはSAFへの理解を深めている様子でした。

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