神奈川労働局、仮想空間で企業説明会 5日、初のメタバース開催 自身のアバターで企業ブース訪問

神奈川労働局が入居する横浜第二合同庁舎=横浜市中区

 神奈川労働局は5日、インターネット上の仮想空間「メタバース」を活用したオンライン企業説明会を開催する。同労働局がメタバースを用いるのは初。

 主な対象は35~55歳の就職氷河期世代だが、他の世代も参加は可能。自身のアバター(分身)がブースを訪問し、企業から説明を聞くことができる。参加企業は、ビルメンテナンスなどを手がけるハリマビステム(横浜市西区)やセンサーなどを開発する電子機器会社・東邦電子(相模原市緑区)など20社。募集職種は事務職が中心で、全て正社員求人となる。事務職が未経験でも、応募することは可能という。

 事前登録制で、参加費は無料。担当者は「対面ではためらう人も、アバターなら気兼ねなく臨むことができる。多くの人に参加してほしい」と呼びかけている。

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