宇都宮市東部の交通考える対策協議会 LRT利用は順調 渋滞は緩和の傾向

宇都宮市東部地域の渋滞対策を考える協議会が1日、栃木県庁で開かれ、LRT・ライトラインの開業後、順調に利用が進みつつあり渋滞も緩和の傾向にあることなどが報告されました。

会合では協議会が行ってきたICTを活用した社会実験や、さまざまな調査の結果が示されました。

それによりますと、鬼怒川を渡る部分の交通量はLRTが開業する前の2021年度と比べて、開業後は柳田大橋で減ったほか、市街地の鬼怒通りでも同様に減っていることがわかりました。(事務局の説明:理由の一つとしてLRTへの転換が推測される)

また、鬼怒地区のアンケート調査では「迂回することがあるか」の問いに対して「迂回する」と回答した人が、LRTが開業する直前の去年8月は45%でしたが、開業後は50%に増えました。

一方「運転中の不安について」は、LRT開業前は「LRTの動きが心配」と答えた人が18%だったのに対し、開業後は8%に減少しました。そして「信号待ちが長くなった」と答えた人の割合は開業前の28%から39%に増えました。

そのほか、駐車場を使ってLRTなどに乗り換えるパーク&ライドの調査では「平石」や「清原地区センター前」では1日平均7割以上、利用されていることが報告され、内訳は通勤で使う人が4割、そのほか食事や社交・娯楽が2割程となりました。

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