温かい食事で笑顔を 被災地で炊き出しボランティア 活動を報告

能登半島地震の被災地への支援は栃木県内からも続けられています。県内の食品関連企業でつくる団体が特に被害が大きかった輪島市で炊き出しのボランティアを行い、その報告に1日、とちぎテレビを訪れました。

とちぎテレビの須藤揮一郎社長を訪れたのは、県内の食品関連企業でつくるとちぎ弁当連絡協議会の橋本正行会長ら3人です協議会は、2月に2度、合わせて4日間、石川県輪島市の田野地区で炊き出しのボランティアを行いました。

高齢者が多いこの地域は、落石による道路の寸断で孤立状態にあり、当時、公的な食事の提供は週に1度、弁当が配布されるのみで支援が行き届いていなかったといいます。炊き出しには、栃木県のイチゴや米、野菜、それに会員企業から集めた食品を持ち込み、1日3食、出来立ての料理を合わせて730食余り提供しました。

2回目の支援の2月末にようやく断水が解除されたといいますが、被災した住宅はまだ手つかずの状況で、被災者は、温かい食事に笑顔を見せていたということです。実際に現地で活動したメンバーは継続した支援の必要を強く感じたといい、今月も協議会の会員企業が炊き出しを2回行う予定です。

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