高速サービスエリアに充電設備3千基増設へ 中国交通運輸部

高速サービスエリアに充電設備3千基増設へ 中国交通運輸部

江蘇省南京市の高速道路サービスエリアで新エネルギー車充電施設を点検する電力会社の職員。(2022年9月28日撮影、南京=新華社記者/李博)

 【新華社北京3月2日】中国交通運輸部の王剛(おう・ごう)副部長は2月29日に開かれた国務院定例政策説明会で、高速道路のサービスエリアに充電設備3千基、充電駐車スペース5千カ所を年内に増設する計画を明らかにした。サービスエリアに超高速充電、高出力充電設備の設置を促す。

 同部はここ数年、道路沿いの充電インフラ網の整備を加速させている。2023年末時点の充電設備設置数は累計2万1千基に達し、整備が一段と進んでいる。

 新エネルギー車(NEV)での移動増加に伴い、「高速道路での充電難」が多くの新エネ車ユーザーの悩みとなっている。今年の春節(旧正月)連休期間(2月10~17日)は、全国の高速道路で新エネ車の通行台数が1日当たり593万9200台と、前年同時期に比べ大幅に増加し、全体の10.0%を占めた。

 王氏は、交通運輸部は今年も各地に関連企業との協力強化を促し、増設、配置の最適化に力を入れ、道路沿いの充電インフラの整備を引き続き推進していくと述べた。また祝日・休暇期間の地域別、時間帯別の交通量の特徴に基づき、的確なサービス保障を求めるとした。

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