中国宇宙船「神舟17号」乗組員、2回目の船外活動を完了

中国宇宙船「神舟17号」乗組員、2回目の船外活動を完了

 【新華社北京3月2日】中国有人宇宙プロジェクト弁公室は2日、有人宇宙船「神舟17号」の乗組員が2回目の船外活動を完了したと発表した。湯洪波(とう・こうは)、唐勝傑(とう・しょうけつ)、江新林(こう・しんりん)各飛行士が緊密に連携し、地上の研究者とも協力して宇宙ステーションのロボットアームを使った約8時間の船外活動を実施。予定していた全ての任務を終え、湯、江両飛行士が同日午後1時32分(日本時間同2時32分)に船外から実験モジュール「問天」に戻った。

 前回の船外補修テストを踏まえ、今回の活動ではコアモジュール「天和」のソーラーパネル補修を重点的に行った。微粒子の衝突による影響を取り除き、評価分析した結果、発電性能に問題はなかった。中国の宇宙飛行士が軌道上の宇宙船船外施設の補修任務を完了したのは初めて。飛行士らは船外活動中に宇宙ステーションの船体も検査した。

 神舟17号による有人飛行任務では今後、多くの科学実験と技術試験が計画されている。(記者/李国利、黄一宸、郭中正、李賀)

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