離脱中のリース・ジェームズにポチェッティーノ監督言及「ユーロ、プレシーズン参加が目標ではない」

満を持しての復帰待たれるリース・ジェームズ[写真:Getty Images]

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、イングランド代表DFリース・ジェームズの復帰の目処について語った。イギリス『talkSPORT』が伝えた。

今シーズンはプレミアリーグ開幕戦でハムストリングを負傷し、そこからしばらく離脱が続いたジェームズ。2023年10月下旬に復帰したが、12月にハムストリングを再負傷し、完治に向けて手術を決断した。

当初、復帰時期は4月以降になるとみられていた中、ポチェッティーノ監督がジェームズの回復具合についてコメント。「いつ起用可能になるかは言えない」と述べ、夏のユーロ2024出場も不透明なことを明かした。

「彼、そして我々の目標は、彼が万全の状態となり、幸せで元気だと感じられることだ。それからユーロに参加するのかどうか、あるいは来シーズンに向けて準備を整えるのか、今シーズンが終わる前にプレーするのかどうかを考えることになる」

「今最も重要なのは、彼が自信をつけ、フィジカルコンディションを整え、良い感覚を取り戻すことだ。シーズン最後の5試合やユーロ、プレシーズンに参加することが目標ではない」

「目標は、再び自信をつけること、強くなったと感じること、そして、強くなり、再び競争に身を置けると感じてからプレーを再開することだ」

また、ポチェッティーノ監督はイングランド代表ともコミュニケーションを取っているとのこと。ガレス・サウスゲイト監督とは「話していない」というが、各部署と連携を図っているようだ。

「我々は(イングランドサッカー協会/FAの)の関係者やメディカル、パフォーマンス関係者と話をした。『ピッチに立てるようになった、プレーできるようになった』というわけではない」

「確認したのは、大会に出場できるかどうか、彼が強さを感じられるかどうか、過去に起こった全てを忘れられるかどうかだ」

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