子どもたちの歓声よりも高く舞う、4年ぶり大さん橋凧揚げチャレンジ 親子連れなど50人が参加

親子でたこ揚げに挑んだ「大さん橋凧揚げチャレンジ2024」=横浜市中区

 横浜港の中心でたこ揚げに挑む「大さん橋凧(たこ)揚げチャレンジ2024」が2日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)の屋上「くじらのせなか」で4年ぶりに開催された。同施設の主催で、相模の大凧文化保存会が協力。開放感あふれる横浜港の中心で、参加者らは「高く揚がれ!」と声を出しながらたこ揚げを楽しんだ。

 イベントには親子連れなど約50人が参加。同保存会メンバーの指導の下、無地の六角たこにチョークを使って好きなデザインやキャラクターを描き、オリジナルのたこを完成させた。

 くじらのせなかは、午後1時の時点で風速約2メートル。子どもたちは歓声を上げながらたこ揚げに挑戦し、うまく風に乗ったたこは約100メートル上空まで浮かんでいった。兄弟で参加した小学4年の児童(10)は「たこがぐいぐい引っ張って重かったけど、高く飛んで楽しかった」と笑顔で話した。

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