修学旅行費の補助を小学生1人5万6千円・中学生は11万円に引き上げ 漢検・英検・数検の検定料は全額補助 沖縄・宮古島市の2024年度予算案

 沖縄県宮古島市は2月27日、2024年度の一般会計当初予算案の歳入・歳出が422億2200万円になると発表した。前年度から約45億円増え、過去2番目の高さとなる。ハード面の整備の増加が要因で観光客の増加に対応して25年度に供用開始を予定する「し尿処理施設整備事業」が21億2800万円、児童館建設事業が5億200万円、市総合体育館整備事業が4億3300万円など。

 教育関係では、小中学生の修学旅行費用の補助を従来の小学生1人当たり2万9千円から5万6千円に、中学生7万2千円から11万円に引き上げる「高度へき地児童生徒援助費補助事業」に9982万円、漢検・英検・数検の検定料の支援を従来の4割から全額にするなどの「学びの基礎力アップ事業」に696万円など継続事業を増額した。

 座喜味一幸市長は「新たなステージへのステップアップと位置付け、これまでの取り組みをより強化する積極的な予算措置となっている」と話した。(宮古支局・當山学)

(資料写真)宮古島市役所

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