証明書取得 郵便局で 住民利便性が向上 キオスク端末・西和賀町設置

川舟郵便局に設置されたキオスク端末

 西和賀町が日本郵便東北支社(小野木喜惠子支社長)に委託したキオスク端末行政事務の取り扱いが始まり、町民が同町沢内字川舟の川舟郵便局(三好康輝局長)で町発行の証明書を受け取れるようになった。県内自治体では初の事業で、役場庁舎から離れた住民の利便性向上が図られる。

 住民票などをコンビニエンスストアで交付するサービスが一般的となっている中、コンビニのない町内では町役場湯田、沢内両庁舎でしか発行できなかった。

 同郵便局に導入されたセルフ型キオスク端末は、マイナンバーカードを使用。町民がタッチパネルを操作し、住民票の写しと印鑑証明書を取得できる。料金は役場窓口と同じで、ともに1通300円。

 土日・祝日を除き、午前9時から午後5時まで利用できる。郵便局員が端末の管理や操作の補助などを担う。同町以外の自治体の証明書は取り扱っていない。端末購入費は約195万円。

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