山﨑賢人主演「ゴールデンカムイ」新章開幕! 映画版の続編となるドラマシリーズ第1弾が今秋スタート

WOWOWでは今秋、山﨑賢人主演の映画「ゴールデンカムイ」(2024年)の続編となる、ドラマシリーズ版第1弾「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」(日時未定)の放送・配信がスタートすることが分かった。

映画「ゴールデンカムイ」は、累計発行部数2700万部(24年1月時点)を突破した野田サトル氏による同名人気コミックが原作。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫(いっかく)千金のミステリーと、厳しい大自然の中で一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが躍動するサバイバル・バトルアクションが多くのファンを魅了した。その独特の世界観から実写化は不可能と思われていた「ゴールデンカムイ」一大実写化プロジェクトのドラマシリーズ版が始動する。

主人公の元陸軍兵・杉元佐一を演じる山﨑と、埋蔵金の在りかの手掛かりが描かれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて旅をするアイヌの少女・アシㇼパ役を担う山田杏奈のほか、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、勝矢、木場勝己、大方斐紗子、井浦新玉木宏舘ひろしら映画版に出演するキャスト陣も登場するドラマ版では、暗号が刻まれた刺青を背負った囚人狩りが本格化する。金塊を巡る旅は、新たな局面に差し掛かり、それぞれの過去や信念が解き明かされていく。

今回ドラマシリーズ版として届けられる「ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」では、次々と登場するあくの強いキャラクターと、杉元勢、鶴見中尉(玉木)ら第七師団、土方歳三(舘)一派との三つどもえの刺青争奪戦も苛烈(かれつ)する。

さらに、新たにアシㇼパの最愛の父・アチャの友人で、ある重要なことを伝えるためにアシㇼパを捜すアイヌの男・キロランケ役に池内博之が決定。各地にあるアイヌの集落・コタンを転々とし、“シラッキカムイ”と呼ばれるキツネの頭蓋骨を使った、占いが得意でミステリアスなアイヌの女・インカㇻマッ役を高橋メアリージュンが務める。

また、桜井ユキが、杉元一行が札幌で訪れることになる「札幌世界ホテル」の若き女将(おかみ)で、絶世の美女でもある家永カノ役で登場。元はヤクザの一味だったが、土方と出会い、魅了される奥山夏太郎役で塩野瑛久も加わる。

一大実写化プロジェクトに関して、主演・山﨑は「映画のラストを見ていただいた方は分かるとは思いますが、続編であるドラマをやっと解禁することができてうれしいです。映画と同じく杉元佐一を全力で演じました。相棒・アシㇼパさんと出会い、金塊争奪戦の旅はまだまだ続いていきます。新たな場所で新たなキャスト、囚人たちも出てきます。ドラマならではの描き方もありとても面白く仕上がっていると思います。ドラマ版『ゴールデンカムイ』にしかない世界観をぜひ楽しんでください。放送までお楽しみに!」と力強くアピール。

山田も「映画に続く、より熱いストーリーと濃いキャラクターを丁寧に、そして大迫力で描いています。その中でいろいろなアシㇼパを演じることができ、とても楽しかったです。『ゴールデンカムイ』らしさ満載のドラマになっていると思います。あんなシーンもこんなシーンもしっかりやらせていただきました。皆さんに見ていただけるのが楽しみです」と期待を寄せている。

尾形百之助役の眞栄田は「ゴールデンカムイも尾形百之助もまだまだこれからです。ご期待ください」、白石由竹役に扮(ふん)する矢本も「映画『ゴールデンカムイ』の興奮が次はドラマで味わえます。原作をご存じの方は既に期待されてることでしょう。新しいキャラも続々と登場しますし、漫画の名場面も展開されていきます。もちろん、映画が入り口だった方も全力で楽しむことができる作品になっております。次はドラマで『ゴールデンカムイ』の世界にどっぷり浸かりましょう! ヒンナだぜぇ!」と熱く語る。

続けて、月島基役を担う工藤も「映画でのクオリティーをそのままに、『ゴールデンカムイ』の熱量がさらに爆発しています。原作のファン、月島軍曹のファンの方々にはもちろん、映画を見て興味を持ってくださった皆さまも最高に楽しめる作品になっていると思います!」と紹介。二階堂浩平役の栁は「北海道刺青囚人争奪編ということで、さらに魅力的なキャラクターがたくさん登場し、ここから目が離せない金塊争奪戦がスタートしていきます。原作を知っている方は想像がつくとは思いますが、このあたりから二階堂の個性が爆発していきます。原作を知らない方もここからの二階堂の活躍をぜひ楽しみにしていただければと思います」と呼び掛けている。

次に、奥山夏太郎役の塩野は「ぜいたくな時間を過ごさせてもらいました。原作にも、実写化という点においてもとても愛にあふれていた現場だったと思います。少しでも携われて光栄でした。壮大なスケール感と、回を増すごとに加熱していく物語をぜひ体感してください」と撮影を振り返り、谷垣源次郎役の大谷は「ドラマでは彼の過去も描かれますが、まずは二瓶と出会い行動を共にする2人を楽しんでいただきたいです。極寒での撮影でしたが、一緒に奮闘してくれた猟犬・リュウや二瓶ごはんにも注目です。自分の生きる意味に悩み葛藤する谷垣ですが、アイヌ文化に溶け込んで行く中で、その温情に触れて前に進もうとする谷垣の姿を見守っていただけるとうれしいです」と説明した。

インカㇻマッ役で登場する高橋は、「『ゴールデンカムイ』の中で一番好きなキャラクター、インカㇻマッを演じさせていただけることになりとてもうれしく思います。怪しくもありピュアな彼女を真摯(しんし)に演じさせていただきました。アイヌ語の練習も頑張りました。すてきなシーンであふれていますが、まだまだ演じたい続きのシーンがあるので、最後まで皆さま応援よろしくお願いいたします」と意欲を見せ、家永カノ役に決定した桜井は、「こんなにも多くの方に愛される『ゴールデンカムイ』の世界の一部を担わせていただける事が大変嬉しく、光栄に思っております。家永カノというキャラクターの、表裏を含めたなんともいえないえぐみのある魅力をどうか損なわないようにと、愛を持って演じさせていただきました。たくさんの方々に見ていただけたらうれしいです」と思いを伝えている。

キロランケ役に抜てきされた池内は「『ゴールデンカムイ』という超人気作品に出演オファーをいただいた時は本当に驚きました。しかもキロランケというキーマンを自分が演じるとは。原作ファンの皆さまの期待に応えられるよう、しっかりとキロランケを生きねばと思って演じさせていただきました。登場人物の再現性が高く、原作に忠実に作り上げたセットや、衣装、持ち道具も本当に素晴らしいです。ぜひ細かいところまでチェックしてください」とコメント。

アチャ役の井浦も「映画に続き、いよいよドラマで物語が大きく展開していきます。原作やアニメをご覧になられた方はご存じの通り、アチャを演じたということは…。たくさんの技術チームによって時間をかけつくった渾身(こんしん)の世界観。どうぞご期待ください」と含みをもたせる。

映画で強いインパクトを残した鶴見篤四郎役の玉木は「監督、スタッフ、キャストが一丸となって撮影に臨みました。きっと楽しみにされているだろう、あのシーンも、このシーンも、しっかりとあります。映画のスケールさながらなドラマ版『ゴールデンカムイ』を楽しみに待っていてください」、土方歳三役・舘も「有名な原作の映像化に参加させていただき、大変うれしい思いです。今作は、実は土方が生きていたら…という設定ですが、土方歳三は常々演じてみたいと思っていた人物でした。映画をご覧になった方は、この先の展開を予測しているのではないでしょうか。『ゴールデンカムイ』はこの後もドラマとなって続いていきます。土方とその一派の活躍にぜひご期待ください」と、一大プロジェクトへの期待感をあおっている。

なお、このたび解禁されたドラマ版のキャラクタービジュアルと特報映像には、杉元を中心に総勢17人の個性的なキャラクターたちが一堂に会したデザインが施されている。

© 株式会社東京ニュース通信社