公式戦4試合ぶり勝利のアトレティコ、今後に繋がるとシメオネ監督「我々にとって有益。力を与えてくれる」

勝利を喜んだディエゴ・シメオネ監督[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が勝利を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。

先のコパ・デル・レイ準決勝2ndレグではアスレティック・ビルバオに1stレグに続く黒星を喫し、決勝進出ならずのアトレティコ。ラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)も含めると、公式戦3試合勝ちなしという状況の中、3日に行われた第27節で6位レアル・ベティスとの上位対決に挑んだ。

前半はオウンゴールとスペイン代表FWアルバロ・モラタのゴールが決まり、2点のリードで折り返し。後半に入ると、ミドルシュートから1点を返されたが、2-1で勝ちきり、公式戦4試合ぶりの白星を手にした。

シメオネ監督はまずアスレティック戦の敗北に言及。残念な結果となってもサポートしてくれたファンに感謝した。

「我々はタフな試合を戦ってきたが、決勝進出を叶えることはできなかった。いつかその代償を払うことになるかもしれない」

「まず、木曜日に結果を出せなかったにもかかわらず、ファンの反応が良好だった。常にチームのそばにいてくれた」

また、内容も振り返ったシメオネ監督は、1点差に詰め寄られてから苦労したとコメント。それでも勝利は妥当なものだったと主張している。

「我々は良いスタートを切り、前半は非常に良かったし、もっとリードを広げることもできたかもしれない。後半に入ると動きが変わった。ポジション的に改善した。2-1になるまで彼らはチャンスを生み出していなかったし、その前はマリオ(・エルモソ)のシュートで終わっていた。それがサッカーだ」

「2-1のスコアになった時に幽霊が現れ、ネガティブな人々には恐怖がつきまとう。幸いなことに、我々の守備を信じるポジティブで楽観的な人々が多くいる」

「我々は守らなければならなかったが、エネルギーを使い果たしていたため、 (アクセル・)ヴィツェルを中盤に置き、(マルコス・)ジョレンテをトップに上げ、交代でエネルギーを補充した。プレッシャーから抜け出すための脚力が必要だった」

「ベティスには非常に明確なチャンスがあったが、(ヤン・)オブラクがセーブした。当然の勝利だったし、我々にとって有益なものだ。力を与えてくれるし、我々はそれを必要としていた」

ここ最近の戦いぶりにも触れ、現在4位につけているリーグ戦は順調だと語った。

「カップ戦とCLを除き、リーガだけに目を向けるなら、我々は順調に進歩している。そこだけを見るなら良い方向に進んでいる。アウェイでの戦い方を改善し、より強くなる必要がある。この勝利は我々が向上し続けるためのエネルギーになるだろう」

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