ピンクだらけの5勝目 岩井明愛は「好きな色だから」

最終日はウェアもピンクを重視(撮影/高藪望)

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(3日)◇沖縄・琉球GC◇6595yd(パー72)

岩井千怜は単独首位から出た最終日、ボギーなしの5バーディ「67」で回り、通算18アンダーで西郷真央とのマッチレースを制した。昨年6月「宮里藍 サントリーレディスオープン」以来のツアー5勝目に「長かったとは思っていない。今週のゴルフは状況を判断しながら、攻めるところとそうではない所を決められた」。納得のいく4度目の逃げ切りVとなった。

ドライバーのヘッドはピンク色(撮影/服部謙二郎)

ヨネックス契約プロの岩井は、今年からピンク色のヘッドのドライバー「EZONE GT Type-S マゼンダピンク」を使っている。5月から一般向けにも受注開始するモデルで、双子の姉明愛がブルーヘッドなのに対し、お気に入りの色をチョイスした。「打つときにモチベーションが上がる」という。

23年7月「大東建託・いい部屋ネットレディス」から使い始めたパター、オデッセイ「ホワイト・ホット ブラックシリーズ #5CS」のソールに刻んだ文字もピンク。「私がピンク好きなのを知っているから作ってくれたと思うんですけど、私からリクエストで上から見たときに1本だったラインを3本に増やしてもらいました」。

今季初戦だった2週前の欧州ツアー「アラムコ・サウジレディース・インターナショナル」は予選落ち。「ビビっていましたね。ラインが読めなくて、自分側から見るのと反対側から見るのが違うので迷いました」と、前週の米ツアー「ホンダ LPGAタイランド」からパッティングのイメージを変えて“直感”を信じるようにした。すると日本勢最上位13位タイ。その好感触が優勝につながったと分析する。

そのほか、「ハイブリッド」として入れる6Iの「ヨネックスEZONE GT」は発売予定の24年モデルにチェンジ。担当レップによると、190yd前後を想定した1本だ。

<最終日のクラブセッティング>

パターのソールの文字もピンク(撮影/服部謙二郎)

ドライバー:ヨネックス EZONE GT Type-S マゼンダピンク(9度)
シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-L(重さ50g台、硬さS)

フェアウェイウッド:ヨネックス EZONE GT(3番15度、5番18度)
シャフト:ヨネックス REXIS KAIZA-2K(重さ50g台、硬さS)

アイアン:ヨネックス EZONE GT 24年モデル(6番)、ヨネックス EZONE CB511 Forged(5番~PW)
シャフト:5番/ヨネックス REXIS KAIZA-i(8S)、5番~PW/ヨネックス REXIS KAIZA-i(8S)

ウェッジ:ヨネックス EZONE W501(50、54、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH neo(S)

パター:オデッセイ ホワイト・ホット ブラックシリーズ #5CS

ボール:ダンロップ スリクソン Z-STAR XV

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