村山元首相100歳に祝意 中国外交部、日本は侵略の歴史直視を

村山元首相100歳に祝意 中国外交部、日本は侵略の歴史直視を

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月4日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は4日の記者会見で、今月3日に100歳を迎えた日本の村山富市元首相が「日本がどこまでも平和な国であり続けることを願っている」とのコメントを発表したことに関し、次のように述べた。

 今年の3月3日は村山氏の100歳の誕生日であり、中国は謹んで心からの祝福を申し上げる。

 村山氏は中国人民の古くからの友人であり、長年にわたり中日友好事業に尽力してきた。1995年5月に首相として訪中した際には、北京市の盧溝橋(ろこうきょう)と中国人民抗日戦争紀念館を見学し「歴史を直視し、日中友好、永久の平和を祈る」と揮毫(きごう)した。同年8月15日の日本の無条件降伏50周年では歴史問題に関する正式談話を発表し、日本の植民地支配と侵略を深く反省し、戦争被害国に謝罪した。

 「村山談話」は、日本政府が過去の侵略と植民地支配の歴史についてアジアの被害国人民に行った厳粛な態度表明と約束であり、確実に守らなければならない。日本が侵略の歴史を直視、反省し、平和的発展の道を揺るぎなく歩み、中国と歩み寄り、新時代の要請に合致する建設的で安定した中日関係の構築を共に推進することを希望する。

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