関東甲信 山沿い中心に大雪のおそれ 8日(金)午前も雪の可能性

 きょう(火)午後も西日本や南西諸島は雨で、太平洋側は激しい雷雨の所がありそうだ。東日本も午後はさらに雨の範囲が広がり、関東甲信は山沿いを中心にあす6日(水)にかけて大雪のおそれがある。また、きのうより気温の下がる地域が多く、沿岸部は風の強い状態も続く見込み。

傘とコート必要

 低気圧や前線に伴う雨雲が南西諸島から西日本に広がり、特に九州南部から奄美にかけて発達した雨雲がかかっている。西日本の太平洋側は今夜にかけて、局地的に雷を伴い激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。西日本の沿岸部は風が強まるため、高波にも注意が必要となる。

 東日本も、傘が必要な地域が増えてきそうだ。沿岸部は冷たい雨だが内陸は雪で、関東甲信は今夜以降あす(水)にかけて山沿いを中心に大雪となる所がありそうだ。東北も今夜から雪が降り、平地を含めて大雪となる所がある見通し。大雪による交通障害、なだれ、架線や電線、樹木への着雪にも注意が必要となる。

 北陸もきょう(火)は次第に雨の範囲が広がり、夕方からあす(水)明け方にかけて、本降りの雨となる所がありそうだ。地震で揺れの大きかった地域は地盤の緩んでいる所があるため、今後は少ない雨でも土砂災害に注意・警戒が必要となる。

金曜日の関東は真冬

 7日(木)は天気が回復して、西日本を中心に晴れる見込み。ただ、夕方以降は東日本の太平洋側に雨雲がかかり始め、8日(金)午前中は東北の太平洋側まで降水の範囲が広がる見込み。気温が低いため、関東は内陸だけでなく、沿岸に近い地域でも雪のまじる可能性がある。いすれにしても、金曜日の関東は真冬の寒さなので注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

© 株式会社ウェザーマップ