ローマ、デ・ロッシ監督との新契約を検討か 短期間でチームを再建した40歳の“クラブレジェンド”

写真:ローマを率いるデ・ロッシ監督

ローマが、ダニエレ・デ・ロッシ監督と新契約を締結することを検討している模様だ。

現在40歳のデ・ロッシ監督は、現役時代にローマで長年にわたってプレー。同クラブの象徴といえば“イル・プリンチペ(王子様)”の愛称で親しまれたフランチェスコ・トッティ氏がよく知られているが、そのトッティ氏に次ぐクラブ史上二番目に出場試合数の多い選手として歴史に名を残している(公式戦616試合出場63ゴール60アシスト)。

2020年に現役を引退すると、以後は指導者に転身。イタリア代表のテクニカルスタッフやS.P.A.L.の監督を経て、今年1月に解任されたジョゼ・モウリーニョ前監督に代わり、古巣・ローマの監督に就任した。監督経験の少なさからローマを率いる実力があるのかどうかを疑問視する声もあったが、就任後のデ・ロッシ監督はセリエAでの7試合を6勝1敗で乗り切り、見事立て直しに成功。就任前に9位だった順位も5位にまで浮上させている。

イタリアメディア『カルチョメルカート』によると、ローマはデ・ロッシ監督の手腕を高く評価しており、新契約を締結する用意があるという。現行契約は今季終了時までとなっているが、『カルチョメルカート』は「ローマは2026年6月までの契約延長と大幅な昇給を準備している」と報じている。

同メディアは「デ・ロッシは、それ(新契約締結)について迷うことはないだろう」と伝えているが、果たして来季のローマのベンチにも引き続き“クラブレジェンド”の姿があるのだろうか。

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