中国企業、動力電池の自動リサイクルで低炭素発展に貢献

中国企業、動力電池の自動リサイクルで低炭素発展に貢献

 【新華社広州3月5日】世界最大の新エネルギー車生産国で消費国でもある中国では、新エネ車の重要な産業工程である使用済み動力電池のリサイクルと持続可能な発展に業界の関心が集まっている。動力電池リサイクルを専門に手がける広東邦普循環科技(広東省仏山市)も業界のリーディングカンパニーとして注目される。

 同社はここ数年、技術革新への取り組みを一層強め、世界をリードする動力電池全自動回収技術と設備を開発。使用済み電池に含まれるニッケルやコバルト、マンガン、リチウムなどの金属を回収して電池の正極材料に再利用できるよう復元し、動力電池の再生産に生かしている。資源を有効的に循環利用するグリーン(環境配慮型)なクローズドループの構築は「製品がどこから来て、どこへ行くのか」というルートの固定化を実現するとともに、環境破壊や資源への依存を減らし、業界のグリーンで低炭素な発展に寄与している。(記者/胡拿雲、周穎)

 

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