SHISHAMOなど地元出身バンドが出演へ 川崎市、市制100周年イベント

会見で思いを語った福田市長(中央)とシシャモのメンバー(左3人)、スミカのメンバー=川崎市役所

 ことし市制100周年を迎える川崎市は、記念事業として等々力緑地(同市中原区)一帯で行うイベントを企画した。地元出身のロックバンドが歌声を響かせる野外音楽フェスや川崎フロンターレの記念試合が、6月29日に開かれる。同日は、100周年を迎える7月1日の直前の週末。多くの市民らに楽しんでもらい、市制100周年や川崎の魅力の周知を図る。

 イベントは市制の“100歳”と語呂を合わせ「かわさき飛躍祭(ひやくさい)」と銘打ち、「音楽のまち」「スポーツのまち」をうたう市の特色を打ち出す。

 2月20日には川崎市役所で、野外音楽イベント「かわさき100フェス」に出演予定で、市出身のロックバンドの「SHISHAMO(シシャモ)」と、「sumika(スミカ)」の両メンバーが意気込みを語った。

 市内の高校の軽音楽部で結成したというシシャモの宮崎朝子さんは「これまでの楽曲も川崎で作ったもの。(出演は)とてもうれしく、気合も入っている」と話した。スミカの片岡健太さんは「生まれ育った町。僕たちも心から楽しみにしている」と破顔した。

 音楽フェスは正午から午後4時までの予定で、その後、同7時からはフロンターレがサンフレッチェ広島と記念試合を行う。

 試合会場は、2月から新たな愛称の「Uvance(ユーバンス)とどろきスタジアム by Fujitsu」に変わった等々力陸上競技場となる。

 このほか、等々力緑地の各所でキッチンカーやパラスポーツ体験コーナーの催しも企画しているという。

 福田紀彦市長は「丸1日楽しんでもらえるイベント。川崎は最高に面白い町と感じてもらいたい」と声を弾ませた。

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