『映画おしりたんてい』仲里依紗インタビュー動画公開 「(決め台詞が)水戸黄門みたい」

3月20日に全国公開される『映画おしりたんてい』シリーズ第2弾『映画おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』に出演する仲里依紗のインタビュー動画が公開された。

累計発行部数1000万部を超えるトロル原作の人気児童書シリーズ『おしりたんてい』。2018年12月からテレビアニメ放送がレギュラー化し、個性豊かなキャラクターや謎解き、「しつれいこかせていただきます」の決めゼリフとともに犯人を追い詰める必殺技などが好評を得た。本作は、2022年に公開された『映画おしりたんてい シリアーティ』に続く2作目の劇場長編作品だ。

おしりたんてい事務所に届いた1箱のチョコレート、それはかつての相棒スイセンからのメッセージだった。彼女が勤めるハッタンタウンのメットー美術館で多数の絵画が贋作(ニセモノ)にすり替えられる事件が発生。その贋作を手掛けたのはスイセンの師キンモク先生だという。各地で多発する同様の贋作すり替え事件を裏で操る巨大な秘密結社の陰謀を暴き、囚われて利用されているキンモク先生を救出したい、というのがスイセンの依頼だったが、10年前とは様子が違う彼女の言動には謎が多く、敵なのか味方なのかも判然としない。そして、秘密結社との激闘の中、おしりたんていは深い傷を負ってしまう……。「引き受けた依頼は、最後までやり遂げるのが『探偵』なのですから」と現在の相棒と共に、かつての相棒の為に、秘密結社の最深部へと足を踏み入れるおしりたんてい。ボロボロになりながらも立ち上がるIQ1104の頭脳が最後に選ぶのは、相棒か、真実か。いま、おしり史上最大の謎が解き明かされるーー。

公開されたインタビュー動画で、仲はもともと絵本を通して『おしりたんてい』を家族で楽しんでいたと明かす。スイセンの声優オファーが来た時を振り返り「スケジュール帳に“おしりたんていアフレコ”って書くじゃないですか。そしたら、『おしりたんてい⁉』みたいな。家族みんな食いついてきましたね。みんな知っているので。パワーワードじゃないですか。“おしりたんてい”って。一回聞いたら絶対忘れないです。英語だと何ていうんだろう? みたいな。“おしり”っていつまで経ってもみんな大好きなワードなんだなって思いました」と家族のリアクションを明かした。

さらに『おしりたんてい』の魅力について、「コミュニケーションの一部になるので“おしりたんてい”って。『どうなると思う?』とか、息子の考える力がつく番組だなと思います」と、おしりたんていと一緒になって物語の謎解きをしたり、頭を使って考えながら楽しめるポイントもアピール。

さらに、「『しつれいこかせていただきます』が水戸黄門みたいな感じで(笑)その決め台詞が気持ちいい。最後のかっこいい決め台詞が、ストーリーの締めでメリハリがあって、とても楽しい時間を過ごせるなって印象ですね」とキャラクターとストーリーの魅力を語った。
(文=リアルサウンド編集部)

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