【新華社ウルムチ3月6日】中国新疆ウイグル自治区トルファン市に広がる63万ムー（約4万2千ヘクタール）のブドウ畑では気温上昇とともに、地中に埋めていたつるを棚に掛ける重要な作業「開墩（かいとん）」が始まっている。
トルファン市は国内有数のブドウ生産地。ここ数年はブドウ棚の改造を続け、新たな技術や機材の普及・実用化に取り組んでおり、農業の機械化が進んでいる。市内の鄯善（ピチャン）県魯克沁（ルクチン）鎮では多くの栽培農家が専用の機械を使い、つるを覆う土を取り除いていた。
同市は関連産業の発展を加速するため、年内に6万ムー（約4千ヘクタール）のブドウ棚の改造、4万ムー（約2667ヘクタール）の標準化生産モデル拠点建設に加え、1万ムー（約667ヘクタール）の畑で品種改良を行い、ブドウ栽培の全面的な水準向上を図る。（記者/阿曼）
