救急車の運転技術向上へ 千葉市で講習会

救急車の運転技術向上へ 千葉市で講習会

 全国的に救急車の出動件数が増加する中、消防隊員の救急車の運転技術を高めようと、千葉市内で3月6日、講習会が開かれました。

 千葉市美浜区の運転研修施設で行われた救急車の運転講習会は、普段、公道ではできない運転を体験し運転技術を高めようと開かれたもので、柏市と流山市の消防本部からあわせて3人の隊員が参加しました。

 消防隊員らは講師から指導を受けながら、間隔を空けて置かれたコーンの間を縫うように走行したり、車や人の飛び出しを想定して救急車を急停止させたり、運転技術の向上に励みました。

 千葉市消防局によりますと、2023年1年間の救急車の出動件数は6万9155件と過去最多を更新していて、全国各地では救急車による交通事故も発生しています。

 講習会を開いた救急車メーカーの「ベルリング」は、今後も継続して実施していきたいとしています。

流山市消防本部 本田琢知 消防士
「救急車は傷病者を運ぶ車なので、傷病者とその家族、隊員たちに安心かつ安全な運転を心掛けたいと改めて思いました」

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