〝26億円〟不正支出事件 横領の疑いで親子再逮捕【長野】

「ヤマウラ」の子会社からおよそ26億円が不正に支出されていた事件で、容疑者の親子が再逮捕されました。
業務上横領の疑いで再逮捕されたのは、「ヤマウラ」元社員の男(63)と男の息子で長野市の会社役員の男(35)です。
親子は2020年12月下旬、父親が経理を担当していた「ヤマウラ企画開発」の預金2億9000万円余りを息子の個人口座などに振り込んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、父親は当時勤務していた会社で不正に鉄板を2110枚発注し転売していたということで、横領した金を購入費用の補填などに充てたとみられています。
警察は、共犯事件として2人の認否を明らかにしていません。
「ヤマウラ」の第三者委員会の調査結果によりますと、不正な支出は26億円を超えるとされ、警察は余罪があるとみて捜査しています。

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