マカオカジノIR運営SJMホールディングスが2023年通期業績発表…赤字幅74.2%縮小

大勢の旅客で賑わうグランドリスボア前(資料)=2023年8月、マカオ半島・中区にて本紙撮影

 マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスは3月6日、昨年(2023年)通期の監査前業績を発表。

 同社発出資料によれば、同社の昨年の赤字は20.10億香港ドル(日本円換算:約384億円)で、赤字幅は前年から74.2%縮小した。グループの調整後EBITDAはプラスに転じ、17.27億香港ドル(約331億円)を記録。子会社のSJMリゾーツの昨年のカジノ粗収益は前年から229.3%増の200.59億香港ドル(約3839億円)に。SJMリゾーツのマカオのカジノ市場におけるシェアは11.9%で、内訳はマスが14.8%、VIPが3.5%。

 このほか、昨年末時点におけるグループの預貯金等は45.50億香港ドル(約871億円)、債務は約281.50億香港ドル(約5388億円)とのこと。

 同グループは「リスボア」ブランドのカジノIR(統合型リゾート)施設などを展開し、老舗の事業者として知られる。

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