秦野市役所募金箱に匿名100万円「こんな大きな額に驚き」 能登地震義援金として被災地へ

匿名の100万円が寄せられた募金箱=6日、秦野市役所

 神奈川県秦野市は6日、秦野市役所1階ロビーに設置している「能登半島地震災害義援金」の募金箱に匿名で現金100万円の寄付があったと発表した。

 市地域共生推進課によると、4日午後5時ごろ、募金を集計しようと職員が中身を確認したところ、ほぼ未使用で帯封のない1万円札100枚が入れられた封筒を発見した。寄付を委託するメッセージや記名などはなかったという。

 市役所では1月5日から開庁時に募金箱を設置。午後5時には中身を確認していたが、これまで10万円を超えることはなかったという。担当者は「こんな大きな額に驚いている。匿名でも熱い思いをしっかり受け止め、被災地の復興を願って届けたい」と話していた。

 募金箱は市役所のほか、市内23カ所に設置され、義援金は2月末までに約288万円が寄せられた。日本赤十字社県支部を通じて現地に届けられる。

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