県登録無形文化財に「さいれん坊主」登録へ

兵庫県教育委員会は、たつの市で行われているお盆の伝統行事「さいれん坊主」を県の無形民俗文化財に登録すると発表しました。

たつの市の伝統行事「さいれん坊主」

県の登録無形民俗文化財は、県内におよそ4500ある伝統行事や祭りを保護していこうと2021年に作られた制度で、登録されると映像として記録に残る他、使う道具の修理などに補助が出ます。

今回登録される「さいれん坊主」は、たつの市揖西町中垣内に伝わるお盆に先祖の霊を送り出す火祭りの一種で、紙を貼った丸い形の灯籠に火をともし、手にした住民らが太鼓の音に合わせて地域を練り歩きます。

江戸時代以前に始まったとされていて、今では地元の自治会が中心となり受け継がれています。

この他、県の重要有形文化財には、丹波市にある舟城神社の本殿など新たに2つと、神河町の越知薬師堂諸尊像が追加で指定されます。

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