LGのハイエンド・4K有機ELテレビ「OLED C2」が手軽に買えるベストタイミング!高画質なワケも徹底レビュー

4K有機ELテレビのリーディングメーカーであるLGエレクトロニクス。多数のモデルをラインナップしているが、今、まさに“狙い目”と言えるのは、2022年度モデルとして登場した、ハイエンド・4K有機ELテレビ「OLED C2シリーズ」だ。なぜ少し前のモデルが狙い目なのか? 理由を説明していこう。

ハイエンド・4K有機ELテレビ「OLED C2」シリーズをレビュー

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OLED C2シリーズは、画期的な明るさを実現した「LG OLED evo」を搭載しており、さらに高品位パネルだけにとどまらず、独自開発のリアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen5 AI Processor 4K」の導入によって、AIの解析技術を活用して視聴中のコンテンツの画と音を最適化するといった、上位機種ならではの高い技術力が施されている。

「OLED evo」のRGBの波長イメージ
リアルタイムAIプロセッサー「α9 Gen5 AI Processor 4K」

画質面では、「AI映像プロ」をはじめ、映像の色や明るさ、被写体を分析してリアルな映像を実現する「オブジェクト型リアルタイム映像処理」や、映像のコントラストとディティール表現を向上させる「ダイナミックトーンマッピングプロ」を搭載している。

AI解析によって、映像ジャンルの認識やシーン検出、被写体や奥行きの表現で立体感を引き出す映像処理が施されている

また音質面でも、「AIサウンドプロ」によって映像ジャンルを分析し、最適化された調整を図り、バーチャル7.1.2chサウンドを再生する機能も採用。また、HDRフォーマットのDolby Visionや、3DオーディオフォーマットのDolby Atmosにも対応している。

「AIサウンドプロ」では、バーチャル7.1.2ch再生も可能

機能性も高く、独自OS「ThinQ」の搭載によって、YouTubeをはじめ、Prime Video、Apple TV、Disney+、DAZN、hulu、Netflix、U-NEXTといった、多数のVODサービスを楽しめるほか、「ThinQ AI」による音声コントロールも行える。

多数のVODサービスを楽しめるほかに、エンタメやゲームなどのアプリも使用できる
アプリ「アートギャラリー」では、テレビにアート画像を映し出して、まるで絵画のような演出も可能

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ゲーミング機能も万全で、HDMI端子は全てeARC、VRR、ALLMをサポートし、4K/120Hz、1ms応答速度にも対応する。また、「NVIDIA G-SYNC Compatible」認定や「AMD FreeSync Premiumテクノロジー」の搭載、ゲームプレイに最適化された調整画面「ゲームオプティマイザ」、クラウドゲームアプリ「GeForce NOW」など、多数の機能をカバーしている。

ゲームプレイ用のGUI「ゲームオプティマイザ」
搭載されているHDMI端子は全てHDMI2.1に準拠しており、eARCにも対応する

OLED C2シリーズは、ラインナップされているサイズの種類が多いことも見逃せない特長だ。42/48/55/65/83型(83型は販売終了モデル)の5サイズ展開になっており、リビングなどで大画面を楽しみたい方はもちろん、パーソナルな空間やワンルームなどにも設置しやすいサイズも揃えている。また、どのモデルも、ECサイトで定価と比べて“かなりお得”な値段で購入できるため、まさに「新生活シーズン」に手に入れておきたい4K有機ELテレビと言える。

スタンドもサイズごとに最適化されている。写真は左から42型、48型、55/65型
非常に薄い外観も特徴で、壁掛けなどの設置もしやすい

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最小42型「OLED 42C2PJA」の画質・音質をチェック

今回、最小42型モデル「OLED 42C2PJA」の画質・音質をレビューしていこう。改めて実機を見ると、外形寸法932W×540H×41.1Dmmのサイズはとてもコンパクトで、それに加えてベゼルも極端に細く、そして薄くしたデザインが、さらにミニマムイメージを強くしている。

映像を出力してみると、そのミニマムイメージは一変する。42型とは思えないほど、大きく伸びやかな映像だ。ミニマムからマキシマムへのドラマティックな変貌、ハードウェアの桎梏が解かれて、空間に映像だけが佇んでいて、浮遊感という月並みな言葉で表現し切れない新鮮さがある。

コントラストと暗部表現のチェックに欠かせない定番高画質ソフトである、4K UHD BD『8K空撮夜景 SKY WALK』を視聴してみると、解像感や細部まで書込む緻密さ、夜景の灯火の滲みなさは、同社ならではの緻密さがある。S/Nも良く、偽信号や誤差拡散、ビット収縮に起因した暗部ノイズも出ない。東京駅のシーンでの黒の締まり方は小気味よく、この黒表現とハイライト部とのキリリとしたコントラストは、液晶モデルでは味わうことのできない、有機ELの凝縮されたエッセンスの手応えがある。

HDRフォーマットが採用された映像信号が入力された際に選択できる映像モード
Dolby Visionの映像信号が入力された際に選択できる映像モード
SDRの映像信号が入力された際に選択できる映像モード

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画質と音質の両面で傑出したソフトである4K UHD BD『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、大作映画らしい大きさ、深さが生まれるかがポイントなのだが、近距離で視聴すると50型と錯覚させる広がりがあり、コントラストを抑えた油彩画的なシックで落ち着いたルックだが、滲み出るような情報と解像感がある。フィルムグレインの粒子感がノイズにならず、しっかりと質感に見えるのは、高画質エンジンの「α9 Gen5 AI Processor 4K」が正しく仕事をしている証左。終盤のシラクサ包囲戦は自然光を活かした撮影が美しいのだが、映画のルック、撮影と演出の狙いを映し出す点でも合格点だ。

リアルタイムAIプロセッサーによるAIサービスの項目画面。AI輝度設定はSDRの映像信号が入力された際にオン/オフできる

YouTubeの映像もチェックしたが、こちらもハイコントラストでノイズが少なく、爽快な映像を実現しており、サイズを超えて映像の中へと足を踏み入れているかのような、深い奥行きと広がり感を楽しめる。サウンドはDolby Atmos作品のBob James『Feel Like Making Live!』でテストしたが、クリアで鮮鋭感に富み、ドラムスの打撃に切れ味がある。定位が鮮明でステレオの音場の広がりも豊か、周波数レンジも不足なく表現できている。

音声モードの画面。「AIサウンドプロ」をはじめ、「シネマ」「スポーツ」なども選べる
Dolby Atmosに対応しており、再生したい場合は「Dolby Atmos」の項目をオンにする
視聴環境に最適化されたサウンドを楽しめる「オートサウンドチューニング」機能も備える

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本稿では、OLED 42C2PJAのみの視聴レビューを行ったが、実はサイズごとに異なる映像の魅力があることも付け加えておきたい。48/55型の見た目はミニマムに感じるが、映像表現はマキシマム。そして65/83型(83型は販売終了モデル)は、テレビとしての存在感を出来るだけ薄めながらも、映像が映し出されたときの没入感は圧倒的である。いま4K有機ELテレビを手軽に手に入れたいと思っているユーザーの期待に、OLED C2シリーズは応えてくれるだろう。

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(提供:LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社)

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