故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

5日、自作の民族衣装を着て人民大会堂前で写真に納まる李利さん。(北京=新華社記者/陳曄華)

 【新華社北京3月8日】中国貴州省出身のプイ族女性、李利(り・り)さんは第14期全国人民代表大会(全人代)の代表を務める。民族の伝統に従い、幼い頃から母親にろうけつ染め、縫製などを教わった経験を持つ。

 故郷の黔西南(けんせいなん)プイ族ミャオ族自治州を離れて久しかったが、2015年に同自治州に戻り起業。手織りの布地、手作りの手提げ袋、衣服、スカーフなどを販売するようになった。

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

6日、第14期全国人民代表大会第2回会議の貴州省代表団全体会議に参加した李利さん。(北京=新華社記者/劉続)

 自らの起業を成功させただけでなく、同郷の人々にも寄り添ってきた。現在、同自治州興義市に4店舗を開き、年間600万元(1元=約21円)以上を売り上げ、100人余りの雇用を生み出した。社員1人当たりの年間収入増加額は平均1万元を超え、製品は北京、上海、浙江、広東などの市や省に出荷されている。

 李さんは「故郷の最も美しい服を着て会議に出席し、人々の声を届けたい」と話した。

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

6日、第14期全国人民代表大会第2回会議の貴州省代表団全体会議に参加した李利さん。(北京=新華社記者/劉続)

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

6日、第14期全国人民代表大会第2回会議の貴州省代表団全体会議で、休憩中に李利さんと交流し、民族衣装に触れる出席者。(北京=新華社記者/劉続)

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

貴州省興義市の店舗で、染め上げた生地を干す李利さん。(2月20日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で客と交流する李利さん(左端)。(2月20日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で、従業員と共に布を染める李利さん(左)。(2月20日撮影、北京=新華社記者/劉続)

故郷と民族衣装を愛する全人代代表、李利さん 中国貴州省

貴州省興義市で、店の従業員と共にライブ販売用の動画を撮影する李利さん(右)。(2月20日、小型無人機から、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で布を染める李利さん。(2月20日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で、従業員と共に民族衣装の縫製を行う李利さん(奥)。(2月19日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の風景を眺める李利さん。(2月20日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で民族衣装の縫製を行う李利さん。(2月19日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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貴州省興義市の店舗で、従業員と共にライブ販売を行う李利さん(右)。(2月19日撮影、北京=新華社記者/劉続)

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