太陽光でEV充電 駐車場にパネル敷設 中国江蘇省揚中市

太陽光でEV充電 駐車場にパネル敷設 中国江蘇省揚中市

4日、江蘇省揚中市新壩鎮にあるマイクログリッドシステムを使った新エネルギー車充電ステーション。(揚中=新華社配信)

 【新華社南京3月8日】中国江蘇省揚中市新壩鎮で最近、太陽光発電を利用した新エネルギー車(NEV)充電設備の運用が始まっている。中国送電大手、国家電網傘下の国網揚中市供電が構築したマイクログリッドシステムで、太陽光発電による電力を「地産地消」し、温室効果ガスを排出することなしに電気自動車(EV)を充電できる。

 新壩鎮にある駐車場の屋根に太陽光発電パネルを設置した。敷地面積は約180平方メートル。8基の30キロワット直流充電装置と複数のエネルギー貯蔵装置が設置されている。太陽光発電設備で発電したクリーン電気を新エネ車の充電に優先的に利用、余った電力はエネルギー貯蔵装置に蓄え、交流送電網に接続し周辺住民に供給できる。

太陽光でEV充電 駐車場にパネル敷設 中国江蘇省揚中市

4日、国網揚中市供電が新壩鎮に建設したマイクログリッドシステムの実証拠点。(揚中=新華社配信)

  揚中市供電の推計によると、同プロジェクトの月間平均充電容量は6千キロワット時。効率的で環境に優しい充電サービスを新エネ車に提供できるだけでなく、従来の電力網への依存を減らし、温室効果ガスの排出量をさらに削減することもできる。(記者/何磊静)

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