新浜レオンの新曲「全てあげよう」のMVが公開された。
同楽曲はTBSラジオ『土曜朝6時 木梨の会。』、U-NEXT『木梨の貝。』から誕生した、木梨憲武プロデュース、所ジョージ作詞／作曲のコラボレーション楽曲。今作の制作はプロデューサーである木梨が紹介したチームでの初作品となっている。MVを手がけた監督 tatsuakiは、「80'sのビンテージな質感を映像に落とし込みました。あえての古さがエモくてかっこいいMVに仕上がったかと思います」と語っている。
撮影は新浜の地元である千葉県最大級のアミューズメントパーク 大慶園で行われ、日本にいることを忘れるほど派手な施設の魅力が存分に活かされた仕上がりとなった。MV内に登場するゴーカート、ビリヤード、ヘリコプターのインパクトは大きく、この日のために集められた女性チアリーダーチームのダンスも曲の世界観を盛り上げている。「懐かしさを感じながらも今の若い人たちが見ても今っぽいなと思ってもらえるということを大切にしたい」と新浜が語るように、若い世代にも木梨と新浜がこよなく愛する懐かしい世界観を新しく楽しんでもらえるようこだわったという。
今回のMV最大の見どころは、新浜が膝からスライディングしてカメラに向かってくる通称“膝スラ”。レコーディング中や「全てあげよう」を3人でTV初披露した『DayDay.』（日本テレビ）出演などの合間に何度も直接指導された振り付けで、木梨が一番こだわったポイントの1つとなっている。当初は衣装への影響なども考えスタッフから止められていたが、思い切ってこのMVでチャレンジ。練習段階で衣装の膝部分は破れてしまい、スタッフが本番前に修復に追われるという事態にも見舞われたが、木梨の意向を反映させることを最優先に考えられ、このシーンが取り入れられることとなった。
さらに、イントロの最後で新浜が両手を上げ後ろに引く仕草を見せるところも木梨からの指導によるもの。こちらも「（西城）秀樹さんはこうやって引くんだよ」と何度も直接指導されたもので、西城秀樹を心からリスペクトする木梨と新浜のこだわりが随所に詰まった作品となっている。
（文＝リアルサウンド編集部）
