コンサートやマルシェも 3月13日に山口県シルバー人材センターが「おしごと説明会」アスピラートで

 2023年に総務省が発表した統計によると、2022年の65歳以上の就業者数は912万人と、1968年以降で過去最多を更新した。就業者の7人に1人を高齢者が占めるが、山口県では全国よりも早いスピードで少子高齢化や人口減少が進むとともに、人手不足が深刻化している。

 

山口県シルバー人材センター(TEL083-921-6070)による「おしごと説明会&ちひろスプリングコンサート」が、3月13日(水)正午から午後3時半まで、アスピラート(防府市戎町1)である。対象は、60歳以上の県内在住者。働く意欲はあるものの一歩踏み出せていない、感染症対策で外出機会が減少して地域社会との関わりが希薄になった、という人も多い中、同センターの取り組みを知ってもらい、加入者の拡大を目指して開催される。2022年度は県内の14センターのうち4センターで、2023年度は7センターで説明会が実施されたが、県下全域が対象の説明会は初めて。

 1時から、同センター職員が概要について説明。続いて実際の働き手である現役会員が、入会のきっかけや自身の就業体験などを発表する。

 

 同50分から2時45分までは、童謡詩人金子みすゞの詩に自ら曲をつけ、各地でコンサートや公演を行っているシンガーソングライター・ちひろさんによるコンサートが開かれる。

 

 また、説明会とコンサートの前後の時間帯には、同センターの女性会員による手作り品が展示販売される。さらに、防府市のパン屋「こんがりパン工房」も出店する。

 

参加は無料だが、事前の申し込みが必要だ。希望者は、ウェブサイト(https://webc.sjc.ne.jp/yamaguchikenren/index)にある応募フォームからか、氏名、住所、年齢、電話番号を記載して、ファクス(083-921-6077)で申し込む。定員は300人で、定員になり次第受け付けは終了される。

 

 「会員の中には90歳代で元気に活躍している人もいる。セカンドライフを充実させるための第一歩に、ぜひ来場を」と同センターは参加を呼びかけている。

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