神奈川県伊勢原・大山地域の観光振興に取り組む、宿坊や土産物店、飲食店などで構成される「大山観光振興会」と伊勢原市が協力し、観光イラストマップ「相州大山景観絵図」を作製した。担当者は「地域が主体となって作ったもの。固有の景観資源や歴史、情緒を立ち止まって体感してもらうツールとして活用してほしい」と話している。
マップは大山阿夫利神社下社やこま参道、間もなく見頃を迎える大山新道のおかめ桜の並木道など、市景観条例で「地域景観資源」に登録されている12カ所を紹介。全体図と共に各名所図も元産業能率大教授の斉藤進さん夫妻が描いた温かみのある水彩画、スケッチ画で構成され、説明文が添えられている。バス、ケーブルカーの停留所や移動時間も掲載し、マップを片手に観光や登山を楽しめるよう内容を充実させた。
A3判で計5万部作製。市役所をはじめ小田急線主要駅や市観光協会などで配布。市役所ホームページでも見ることができる。
