マカオの繁華街で模倣品のスマホ転売…中国人の男逮捕

税関が公開した証拠品(写真:澳門海關)

 澳門海關(マカオ税関)は3月9日、マカオ半島の中心部にある繁華街、新馬路の街頭で著名スマートフォンブランドの模造品を転売していた中国人(中国本土居民)の男(41)を商標権侵害や詐欺などの疑いで逮捕、検察院送致したと発表。

 税関によれば、同月8日に市民からの通報をきっかけに調査を進め、同日夜に新馬路一帯でパトロールを実施した際に通報で得られた情報と合致する男を発見したため職務質問を行ったところ、男は模造品のスマートフォン2台を所持しており、中国本土で購入した模造品のスマートフォン3台を転売目的でマカオへ持ち込み、このうち1台を付近で売ったことを認めたとのこと。

商標権侵害などで逮捕、検察院送致された男(写真:澳門海關)

 税関では、商標権を侵害した物品を販売する行為は犯罪にあたり、広く公衆に対して関与しないこと、また見かけた場合はホットラインを通じて通報するよう呼びかけを行った。

 マカオでは、これまでにもしばしば同種の事案が報告されている。

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