中国天津港、700機目のエアバス大型部品を陸揚げ

中国天津港、700機目のエアバス大型部品を陸揚げ

 【新華社天津3月10日】中国天津港の太平洋国際コンテナふ頭で6日、欧州航空機大手エアバスの機首や胴体、水平尾翼など大型航空機部品10点がコンテナ船「コスコ・シッピング・リブラ」から陸揚げされ、同港でのエアバス大型部品の陸揚げは700機の大台に達した。

 天津市は2006年、良好な産業基盤、港湾と立地の優位性により欧州外で初となるエアバス最終組立ラインの開設地となった。天津港は2008年7月に1機目の大型部品を運ぶコンテナ船「コスコ・シアトル」が入港して以降、長年かけて日中限定だったエアバス大型部品の陸揚げ作業の24時間「全天候型」化を実現し、1機分の陸揚げ時間も4時間から40分に短縮。陸揚げ1回分の機数は1機分から11機分に増加した。陸揚げ頻度は年4回から月5~6回に増え、エアバス天津最終組立ラインの物流チェーンの安定性と円滑性を全力で保障した。2023年の陸揚げは61機分で、前年比22%増となった。

 A320シリーズの2本目の生産ライン建設開始を受け、同市は民間航空産業の発展に向けた航空産業の生産能力、サポート能力、エンジニアリング能力、サービス能力を全面的に強化し、航空産業チェーンの発展局面の形成を加速していく。(記者/李帥)

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