インドネシアで5G利用のスマート倉庫とイノベセンターが稼働

インドネシアで5G利用のスマート倉庫とイノベセンターが稼働

 【新華社ジャカルタ3月10日】インドネシアの通信大手テルコム・インドネシアは7日、首都ジャカルタで同国初の5G(第5世代移動通信システム)スマート倉庫と5Gイノベーションセンターの稼働式典を中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)と共同で開催した。

 インドネシア国家開発企画庁によると、同国の物流コストは2023年、国内総生産(GDP)の14.3%を占めた。スマート倉庫はモノのインターネット(IoT)やビッグデータなどの先進技術により運用効率を向上させ、物流コストの低減に寄与する。

 ファーウェイ・インドネシアの郭海竜(かく・かいりゅう)最高経営責任者(CEO)は、インドネシア政府と業界パートナーがデジタルトランスフォーメーション(DX)のチャンスをつかめるよう後押しに努めているとし、スマート倉庫の落成は5G技術が同国の従来型産業に与える活力を示していると述べた。(記者/孫磊)

© 新華社