全米有数の実力、海軍兵学校合唱団「グリークラブ」が歌声披露 震災犠牲者悼む曲も 

東日本大震災の犠牲者を悼む曲など13曲を披露した米海軍兵学校のグリークラブの団員たち=横須賀市内

 米海軍と海兵隊の幹部候補生を養成する米海軍兵学校の学生合唱団「グリークラブ」が10日、神奈川県横須賀市内でミニコンサートを行った。11日で発生から13年となる東日本大震災の犠牲者を悼む曲も歌われた。 

 公演は同市西逸見町の浄土寺境内と、京急線横須賀中央駅前のYデッキでそれぞれ約30分間、行われた。男女80人が登場し、スティービー・ワンダーさんの「愛するデューク」など13曲を歌い上げた。海軍の戦死者を悼む賛美歌「エターナル・ファーザー・ストロング・トゥ・セーブ」では団員が「東日本大震災の犠牲者に捧げたい」と述べ、哀悼の意を示した。

 同校は1845年に創設。グリークラブは1950年代に設立され、全米でも有数の実力で知られる。

 追加公演は11日午後5時から、同市本町のショッピングセンター「コースカベイサイドストアーズ」で行われる。入場無料。日時変更や中止となる可能性もある。

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