珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

開平南油田で作業をする掘削プラットフォーム「南海8号」。(2023年5月18日、小型無人機から、深圳=新華社配信)

 【新華社深圳3月10日】中国石油大手の中国海洋石油集団(CNOOC)は8日、南中国海の珠江口盆地で国内初となる大規模な深海深層油田「開平南油田」を発見したと発表した。石油・天然ガスの埋蔵量は石油換算で1億200万トンと確認され、海洋コアコンプレックスのくぼ地で発見された商業油田としては世界最大の規模となる。

珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

開平南油田で作業をする掘削プラットフォーム「深藍探索」。(2023年11月3日、小型無人機から、深圳=新華社配信)

 開平南油田は広東省深圳市から約300キロ離れた南中国海東部海域の開平くぼ地に位置し、平均水深は500メートルを超え、坑井の深さは最大4831メートルに達する。産出する原油は軽質原油に分類される。天然ガス層は100.6メートルまで掘削した時点で発見。試験では1日当たり生産量が石油換算で千トンを超え、深海深層油田の天然ガス試験生産量の国内記録を更新した。(記者/印朋)

珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

開平南油田の探査井で生産量試験を行う掘削プラットフォーム「南海8号」。(2023年4月30日、小型無人機から、深圳=新華社配信)

珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

開平南油田の探査井で生産量試験を行う掘削プラットフォーム「南海8号」。(2023年7月10日撮影、深圳=新華社配信)

珠江口盆地で中国初の1億トン級深海深層油田を発見

開平南油田の掘削プラットフォーム「深藍探索」号で、ケーシング管を確認する作業員。(2023年9月12日撮影、深圳=新華社配信)

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