路線バス車内に設置されているデジタルサイネージ(電子看板)に薬物乱用防止の啓発画像を表示して広報活動に協力したとして、県警は2月28日、京浜急行バス(横浜市西区)に感謝状を贈った。
若年層を中心に大麻乱用拡大が深刻化している現状を受け、県警は横浜DeNAの協力を得て三浦大輔監督や牧秀悟選手らを起用した啓発画像を作成。同社では昨年6~12月、横浜DeNAの本拠地・横浜スタジアムや市立南高校の近くを走る杉田営業所の路線バス34台のデジタルサイネージに表示し、啓発活動を行っていた。
県警の荻原太一薬物銃器対策課長から感謝の意を伝えられた同社の安藤二郎取締役は「薬物乱用者が事故を起こすとわれわれ公共交通事業者や利用者にも大きな影響が出る。安全安心への取り組みは重要」と語り、今後も啓発活動に協力する考えを示した。