中国太陽光パネル大手の晶科能源、23年純利益は2.6倍

中国太陽光パネル大手の晶科能源、23年純利益は2・6倍

晶科能源控股(義烏)の工場で、太陽光発電モジュールを組み立てる作業員。(資料写真、北京=新華社記者/黄宗治)

 【新華社北京3月11日】中国の太陽光パネル大手、晶科能源がこのほど発表した2023年12月期業績(速報値)は売上高が前年比43.6%増の1186億8200万元(1元=約20円)、純利益が2.5倍の74億8600万元となり、非経常項目を除く純利益は2.6倍の70億200万元だった。太陽電池モジュール出荷量の大幅な増加は増収増益につながった。

 世界では23年、太陽光発電設備容量が着実に増加するとともに、従来型に比べて高出力・高能率なN型セルを採用する製品への市場需要が主流になりつつある。技術の変革が進むにつれ、新旧生産力の置き換えは加速し、業界の需給関係に変化が生じ、製品価格は低下傾向を示した。業界の周期変動による激しい競争を前に、同社は顧客の需要に終始寄り添い、最先端のN型「TOPCon」技術を採用した製品とグローバル経営や一体型生産能力などの強みを頼りに、N型太陽電池モジュールの出荷を大きく伸ばし、業績は前年比で大幅に増加した。

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