あす雨風強まり「春の嵐」、週後半は桜の開花を促す春本番の暖かさに

今夜、東シナ海の前線上に低気圧が発生し、
あすにかけては低気圧が発達しながら
東日本の太平洋沿岸を通り、三陸沖へ進む見込みです。

このため、今夜は西日本で雨が降る所が多くなるでしょう。

前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、
大気の状態が不安定になる見込みです。

あすの午前中は、西日本で激しい雨や雷雨となり、
午後は東日本でも雷を伴って激しい雨の降る所がありそうです。
東日本や東北の標高の高い山では雪が降り、
大雪となりそうです。

また、風も強まり、関東~東北地方の太平洋側の沿岸部では
警報級の暴風となる恐れがあり、
あすは「春の嵐」となる所があるでしょう。

暴風による交通機関の乱れが予想されます。
また、山沿いでの大雪や着雪による
なだれや停電などに注意が必要です。

しかし、低気圧が去った後は、高気圧に覆われて、
暖かい空気が流れ込む見込みです。

13日(水)以降は西~東日本の太平洋側は晴れる日が続き、
気温も日に日に上がっていきそうです。

特に15日(金)~16日(土)頃は、九州~関東で
20℃近くまで気温が上がり、春本番の陽気となるでしょう。

東京など、早ければ、来週前半にも桜の開花発表がある予想で、
今週後半の暖かさが桜の開花にとって重要な暖かさとなりそうです。

こちらは、横浜の桜(ソメイヨシノ)の開花基準となる
横浜地方気象台の標本木を
開花前から開花まで記録したものです。(2023年3月撮影)

みなさんの近くの桜はどのあたりまで蕾が膨らんでいますか?

今週後半は、暖かさとともに桜の蕾が日に日に膨らんでいきそうです。

蕾をじっくり観察してみると、
開花まであと〇日と自分で予想できるかもしれません。

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