「災害から県民を守る」千葉県新年度予算案 ”防災県”の確立目指し新規事業など

「災害から県民を守る」千葉県新年度予算案 ”防災県”の確立目指し新規事業など

 地震や台風、大雨などの「災害から県民を守る」として千葉県の新年度予算案には、「『防災県』の確立」を目指す事業が重点的に盛り込まれています。

 新年度予算案のうち防災に関する主な事業では、2023年9月の記録的な大雨で河川の氾濫や浸水など甚大な被害が出たことを踏まえ、その対策として河川の改良工事や田んぼダムの導入を支援する事業費が計上されています。

 また、情報発信を強化する新規事業として、県の防災啓発サイト「じぶん防災」に大規模災害が起きた時の被災者支援情報や子どもが防災について学べる情報など新しいコンテンツを追加し内容を充実させます。

 県内に影響する地震の被害想定を10年ぶりに見直すための調査も実施します。

 県内直下地震を複数想定するほか、熊本地震や能登半島地震なども踏まえた被害を算出し、計画的な地震対策につなげます。

 これらを盛り込んだ新年度予算案は、開会中の2月定例県議会で審議されています。

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