東日本大震災から13年 教訓を未来へ 高校生が防災語る【長野・上田市】

2万人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災から13年です。上田市の福祉施設では、教訓を忘れず後世につなごうと、高校生が防災の大切さを訴えました。

「非常食があると不安を少し抑えることが出来ます」
「気持ちと体の両面から非常食の準備はとても大切なのです」

上田市の「まるこ福祉会」が企画した「3・11」の教訓や防災の大切さを学ぶ催し。災害を風化させてはいけないと、毎年、この日に合わせて実施しています。
上田染谷丘高校1年の宇佐美恋さんは、当時、岩手県の大船渡高校の生徒が書いた作文を朗読しました。

■上田染谷丘高校1年・宇佐美恋さん
「東日本大震災を経て多くのことを教えられました。まずこの世に当たり前は存在しないということです。電気があって、ガスがあって、水道があって、食料があって、これは全て当たり前ではないのだと」

「訓練、地震です低い姿勢を取って身を守ってください」

施設利用者や地元住民などおよそ100人が参加し、避難訓練なども行いました。

■まるこ福祉会・小室邦夫 理事
「突発的な時にどう判断してどう行動するかが大事。命の大切さを自分たちなりにみんなに発信していくことが大事だと思っています」

13年前の教訓を未来につなげます。

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