上越市立水族博物館「うみがたり」 ゴマフアザラシのフタバ 1歳の誕生日おめでとう 氷のケーキでお祝い 

誕生祝いの〝ケーキ〟を喜んで食べる1歳のフタバ

上越市五智2の市立水族博物館「うみがたり」のゴマフアザラシの子獣「フタバ」は11日、1歳の誕生日を迎えた。1月17日から、これまでを写真や映像で振り返る「フタバ誕生祭」を行っており、同日は氷のケーキがプレゼントされた。

フタバは同館のナノハ(雌)とアラシ(雄)の間に生まれた雌。かわいらしい姿としぐさで人気があり、フタバ誕生祭で募集したお祝いコメントやSNSの写真は数多く集まった。

フタバに用意されたケーキは、氷の上に大好物のオオナゴ(イカナゴ)とアジがのったもの。初めに海獣類担当飼育員の深瀬晴香さん(25)が11・2キロから30キロに増えた体重や、体色の変化などの成長を説明。ケーキの魚をおいしそうに食べたフタバは、前足を振る「バイバイ」で観客を喜ばせた。

深瀬さんは「いろいろなことに好奇心が旺盛で、天真らんまん」とフタバの性格を紹介、「名前入りのうちわを作って応援してくれる人もいる」と人気ぶりを話した。同市内から友人2人と来館した会社員、平田瑞季さん(25)は「全てが尊いくらいかわいかった。今後も成長を見に来たい」と話していた。

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