「アジア系軽視」と議論に。アカデミー賞受賞のエマ・ストーンの行動に波紋⇒ミシェル・ヨーが沈黙を破る

左からジェニファー・ローレンス、ミシェル・ヨー、エマ・ストーン、シャーリーズ・セロン。3月10日の主演女優賞受賞時の写真

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現地時間3月10日に開催された第96回米アカデミー賞で、主演女優賞の発表時の出来事をめぐり、ネット上で波紋を呼んでいる。

「哀れなるものたち」で同賞を受賞したエマ・ストーンが、プレゼンターで前年に同賞を受賞したミシェル・ヨーを「軽視した」「無視した」というものだ。

ヨーは授賞式後に沈黙を破り、この出来事についてSNSでコメントした。

何が起こったのか?

今回のアカデミー賞の主演女優賞部門では、5人のプレゼンターが壇上に立ち、それぞれが候補者1人ずつの功績を述べ、前年の受賞者が受賞者の名前を読み上げてトロフィーを手渡すという形式がとられた。

中国系マレーシア人のヨーは、2023年にアジア系の女性として初めて同部門を受賞した。

ハリウッドレポーターなどが配信している動画をみると、壇上に上がったストーンはヨーの元に。しかしトロフィーはしっかりと受け取られずに、2人が握った状態でヨーの隣にいたプレゼンターの1人であるジェニファー・ローレンスの元に押しやられていった。最終的にはローレンスがストーンにトロフィーを手渡たす形になった。

この一幕で、なぜストーンがヨーから直接トロフィーを受け取らなかったのかが議論となり、人種差別だという声が広がったのだ。

ミシェル・ヨーが経緯を説明

授賞式後、ヨーはSNSでこの出来事についてコメント。ストーンとハグする写真などとともに、こうつづった。

「エマ、おめでとう!混乱させてしまったけれど、私はあなたの親友であるジェニファーとオスカーを授与されるというこの輝かしい瞬間を共有したかったのです。彼女は私の親友であるジェイミー・リー・カーティスを思い出せたから。私たちはいつもそばにいます」

ストーンとローレンスは仲の良いことで知られ、2018年には2人で雑誌の表紙を飾ったこともある。

また、ヨーとジェイミー・リー・カーティスは、2023年のアカデミー賞作品賞に輝いた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で共演している。

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