道内企業の1ー3月期景況感2期連続マイナス 全産業でマイナス13.2 財務局「回復基調は続いている」

北海道財務局が発表したことし1月から3月期の道内企業の景況判断指数は2期続けてマイナスとなりました。景況感を示す指数は全産業でマイナス13.2と、2期連続で「下降」しました。製造業では、原材料費の高騰が続く食料品や、認証の取得を巡る不正により生産が落ち込んだ自動車などの製品で下降幅が大きくなっています。非製造業では建設業などで大きく下落しました。千歳のラピダスの工場建設や札幌市内の再開発などで道央圏は需要があるものの、それ以外の地方では冬場のため工事件数が減少しているということです。財務局は「景気の回復基調は続いている」とみていますが、エネルギー価格や物流コストの上昇を懸念する声も聞かれていて、今後は物価上昇に負けない賃上げが行われるかどうかが重要だとしています。

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