中国外交部「韓国は南中国海問題の当事者にあらず」

中国外交部「韓国は南中国海問題の当事者にあらず」

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月13日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は12日の記者会見で、韓国外交部の報道官が7日、南中国海での中国船とフィリピン船の衝突や中国側の放水銃使用に深刻な懸念を示し、国際法の原則に基づく航行の自由と飛行の自由を支持すると表明したことについて、次のように述べた。

 韓国外交部報道官の態度表明を留意しており、深刻な懸念を表明する。

 中国はフィリピン船が5日に中国南沙群島の仁愛礁海域に侵入した事件について、既に状況を説明し、厳正な立場を明らかにしている。問題の発端はフィリピンが約束に反して中国の領土主権と海洋権益を侵害したことにあると改めて強調する。中国は法に基づき必要な管制措置を講じたのであって、対応は専門的、自制的で、理にかない、合法的だった。事件の責任は完全にフィリピン側にある。

 韓国は南中国海問題の当事国でないにもかかわらず、ここ数年は長年堅持してきた慎重かつ中立的な立場を変え、この問題で繰り返し中国を当てこすり、非難している。中国はその都度申し入れを行い、反対の立場を表明してきた。われわれは韓国に対し、自ら適切に事を運び、同調して騒ぎ立てるのをやめ、中韓関係に不必要な負担を増やさないよう改めて促す。

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