自動運転バス、横浜の公道で走行実証中 3.4キロを30分1往復 19日まで、乗務員も乗車

走行実証に使われる自動運転バス・トロタ(京セラ提供)

 京セラ(京都市)の先進技術研究所(横浜市西区)は11日、同市北部の公道約3キロでの自動運転シャトルバスの走行実証を開始した。19日まで。

 市と京セラの連携による新技術の創出を目指す取り組みで、搭載したカメラなどで公道での多様な交通環境を認識し、運転を制御するシステムの検証を行う。

 使用するのは、中国の自動車メーカーBYDの小型電気自動車(EV)バスをベースに、京セラが開発した各種カメラやミリ波レーダーなどを搭載した自動運転バス「trota(トロタ)」。

 走行するのは同社の中山事業所(同市緑区)と横浜事業所(同市都筑区)間の3.4キロ。午前9時半から午後5時半までの間に、30分で1往復程度の間隔で運行する。走行中は常に3~4人の乗務員が乗車し、必要に応じて手動に切り替え運行するという。

 中山事業所には自動運転バスなどを走行させられるテストフィールドがあり、同社では公道を含めた自動運転バスの走行実験を行い、技術開発を進めている。

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