中心市街地に新たなにぎわいを 「旧第一銀行横浜支店」市が運営事業者公募

今月15日に開幕する現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ」の会場になる旧第一銀行横浜支店=横浜市中区

 横浜市役所に近接する市認定歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店」について、所有者の市が今後10年間の運営事業者を公募している。一帯の再開発が進み活用の幅が広がったため、有料で貸し出す形に変更して運営期間を長期化した。文化や芸術の拠点だったこれまでの流れを引き継ぎつつ、中心市街地に新たなにぎわいを生み出すようなアイデアを求めている。

 建物は1929年に完成し、2003年に現在地で復元された。高層ビル「横浜アイランドタワー」の低層棟にあたり、地上3階、地下2階建てで延べ床面積は約1900平方メートル。特徴的な先端のバルコニー部分は曳家(ひきや)工法によって移築されたため、創建当時の姿を残している。

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