「言葉が違っても相手と分かり合える」 沖縄の小学生、基地内の学校訪問 ダンスやクイズで交流楽しむ

 【豊見城】豊見城市立とよみ小学校5年生は2月28日、嘉手納基地内の学校を訪ね、一緒にダンスをしたり、パソコンを使い英語や日本語のクイズを解いたりして交流した=写真。

 同市は、外国人との意思疎通を通して国際感覚を磨き、世界で活躍できる人材を育てる国際交流事業を行っている。1月には基地内の児童がとよみ小で空手の稽古をしており、今回は沖縄側が相手先を訪ねた。

 身ぶり手ぶりや、知っている英単語をつなぎ合わせてコミュニケーションを取った児童たち。

 赤嶺咲紀さんは「ジュースが開けられずに困っていたら、モニカちゃんが開けてくれた。言葉が違っても相手と分かり合えると感じた」。嘉数創さんは「英語が話せなくても気持ちを伝えられることが分かった。今後は英語を勉強してみんなと会話したいな」と楽しそうだった。(南部報道部・又吉健次)

パソコンを使って英語や日本語のクイズを解いて楽しむ、豊見城市立とよみ小学校と米軍基地内の子どもたち=2月28日、嘉手納基地(同市教育委員会提供)

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