ユズ、ノリ…おいしい名産品を韓国・コフン郡が日本にアピール

テレビ長崎では、3月29日放送の「プチまる!」(月~金曜午前11:20、長崎ローカル)で、日韓交流を深める自治体・高興郡(コフン郡)の取り組みを紹介する。

コフン郡は、今年3月5~8日まで東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の食品展示会「FOODEXJAPAN」に出展。番組では、自治体の担当者が名産品を日本のバイヤーにアピールする様子や、知事のインタビューを届ける。

ゴン・ヨンミン知事は「FOODEXJAPAN」での出展について「日本はもちろん、全世界に輸出拡大するためのきっかけにしたい。ノリ、ワカメ、コンブ、そしてユズ、これらの農水産物を日本はもちろん、世界に広めたいと思っています」と今後の展望を語った。

今回の「プチまる!」での紹介に関しては、「韓国国内では経験があるが、これまで日本ではこういう(テレビでの)プロモーションをした経験がないので、光栄に思う」と、日本へアピールできることへの喜びも表している。

コフン郡は、韓国内でも日照時間に恵まれているほか、干潟地のため海からのミネラルも十分。その豊かな地形を生かし、ユズやザクロ、ノリ、米などの名産品がある。また、「コマッ」といわれる小ぶりなハイガイ(灰貝)料理も有名だ。

ブースを訪れた来場者は「日本のお茶と風味が違っていて楽しめました」「コーヒーのように、世界のいろいろなお茶を味わえるといいと思う」と、ユズ茶や緑茶の味わいを楽しんでいた。

コフン郡のブースに立った担当者は「特に発売予定の『ビビン麺』やトッポキの商品について、日本のバイヤーから興味を持っていただいた。すごく質問をいただいた」と、今回の出展に手応えを感じた様子。

盛り上がりを見せていた「FOODEXJAPAN」。これまではスポーツやエンターテインメントの分野で親交があった韓国と日本だが、今後は「食」の分野でも、さらに深い交流が期待できそうだ。

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